改正著作権法の非親告罪化とは。分かりやすく解説しちゃう!

改正著作権法の非親告罪化を分かりやすく解説

著作権が改正されたことで、これまでは著作者が「何勝手に使こてんねん!」っと訴えなければ権利侵害と認められなかったのが、一部で非親告罪となり、刑事罰の対象となりました。

今回は、改正著作権法の非親告罪になる条件について分かりやすくご説明いたします!

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非親告罪とは

親告罪は、被害者が告訴しなければ起訴することができないことを言います。

非親告罪は、その言葉から分かるように「親告罪ではない」という意味を指す言葉なので、被害者が告訴しなくても起訴することができる罪ということになります。

これまでの著作権法は親告罪であったため、著作者が訴えを起こさなければ罪に問われることはありませんでした。

しかし、2019年1月1日に施行された改正著作権法では、一部で非親告罪となりました。

改正著作権法で一部非親告罪化へ

これまで有効だった著作権法は1970年(昭和45年)に施行された法律だったため、現代には適さないことが多々ありました。

2019年1月1日に施行された改正著作権法は、以下の理由から改正されました。

デジタル・ネットワーク技術の進展により、新たに生まれる様々な著作物の利用ニーズに的確に対応するため、著作権者の許諾を受ける必要がある行為の範囲を見直し、情報関連産業、教育、障害者、美術館等におけるアーカイブの利活用に係る著作物の利用をより円滑に行えるようにする。

引用著作権法の一部を改正する法律の概要(pdf)/文化庁

エトウ
エトウ

インターネットが普及した現代では、これまでの著作権法では曖昧だったり限定的だったりして、権利を守れない&時代に合ってないという問題点があった

インターネット上で誰もが画像や動画・音楽を見聞きすることができようになりましたが、ネット上で著作権侵害をしてしまうケースってどんなことだと思いますか?

ネットの普及で侵害される著作権

Youtubeなど動画配信サイトで、つい先日放送されたアニメやテレビ番組がそのままアップロードされているのを見かけた人は多いのではないでしょうか?

また「同人まとめブログ」などで、おそらく著作者の許諾を得ていない同人誌の掲載とか。

今週の週刊誌のページをスキャンした画像を掲載しているサイトやブログとか。

エトウ
エトウ

ネット民なら誰でも見かけたことがあるこれら、全部アウト!

改正著作権法で非親告罪となる条件

  1. 対価を得る目的
  2. 原作のアップロードや配信・公開・譲渡
  3. 3の目的のために原作を複製する行為
  4. 1~3をもって著者苦権者が得るはずだった利益を害した

参考日本の著作権法における非親告罪化/ウィキペディア

ようするに「海賊版」をインターネット上などで販売する行為や、Youtubeなどの動画投稿サイトで投稿する行為は非親告罪にしますということ。

それ以外については、これまで通り親告罪のままです。

エトウ
エトウ

海賊版の販売や違法アップロードはネットが普及したからこそ横行するようになった“犯罪”

推しキャラの同人誌はどうなる?

コミケやpixivなどのイラスト投稿サイトに掲載や販売されている同人誌は、原作をそのまま販売しているのではなく、原作ファンの同人作家が設定や物語を考えて、原作キャラを流用して創作している二次的著作物であるため、これまで通り親告罪となります。

コピープロタクト解除やネット配信音楽も変わる

改正著作権法の非親告罪は海賊版の販売などで適応

これまでの著作権法では、これまでコピープロタクト(違法コピー防止技術)を解除を不正に行うことを著作権侵害としてきました。

しかし改正著作権法によって、著作物を守るための技術をアクセスコントロール(コンテンツを暗号化して視聴できなくする技術)と定義しており、コピーコントロール(コピーを制御技術)やアクセスコントロールを不正に外す行為まで著作権侵害と定めました。

また、コピープロタクトやアクセスコントロールを不正に解除したDVDやブルーレイ・ゲームなどを販売した場合は、刑事罰の対象となります。

さらに、CDやラジオなどを使って有線放送を行われていた場合、CDの実演家など権利者は放送事業者に使用料を請求できていましたが、改正著作権法によって、インターネットを通じて配信される音源についても使用料を請求できるようになりました。

エトウ
エトウ

ネット配信のみを行っているアーティストには朗報!

まとめ

  • 海賊版は非親告罪になる
  • DVDなどのアクセスコントロール外しも著作権侵害になる
  • DVDやCD・ゲームなどをコピーして販売するのは刑事罰の対象になる
  • インターネット配信の楽曲も、使用されれば使用料を請求できるようになる
エトウ
エトウ

「作家殺し」とも言われる改正著作権法ですが、悪い点だけでなくネット上で作品を提供しているクリエイターにとっては良い点もあるということ!

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